反省した話
私、たまに、自分で忘れて自分の話をパクってしまうことがありまして。
そもそも、そういう流れや組み合わせが好きで書いているから、こういうことは、どのジャンルでもやらかしまして、なので、大体最後になると、自覚なしに話の筋が似通ってきて、そしたら潮時なのですね。
鋼のラスト近くも、大分似た話を書いている。リザさんがイケメンの辺りはともかく、弟が女体化したり、兄が幼児になったりとかで、それネタに困ってるんですよね、ってアレです。
最近も上杉でぽつぽつ書こうとしていた話に、なんか既視感があって、過去本を見ていたら、オフ本で既に形を変えて書いてた、って事が発覚して、没になりました。
しかも、そっちで書いていた方が流れがよろしい。どうしてもページの制限なく長く書けてしまうウェブは、冗長になりがちなんだな、と、反省しました。
しかも、当時の話と相反しているネタもあって、直すつもりでいじっていたら訳が分からなくなったので、とりあえずピクブラの一部の話を整理しました。
こういうあたりは、便利ですよね、ネット。誤字も後から気付いて治せるし。
で、いつか書いてみたかったけど、BLじゃないから印刷には回せなかった話で、春日山時代の船さんになったわけです。
直江さんちは乳母から守役から与板城の方々まで妄想はしていて、息子の景明さん少年時代のあれこれとか楽しく考えてはいましたが、時代とは言え同性異性カプが併存する話を嫌がる方もいるかな、と、オフには回せなかったネタです。
見渡す限りの地獄でも空には月。誰が死んでも次の春には花が咲く。誰かにとっては沈黙の檻だった場所が、誰かにとっては伸び伸びと育った懐かしい場所となる。
そして、やがてはその各々の記憶すら移ろうってのが根底にあるので、まぁ、恋だのときめきだのは話の上での彩っつーかオマケっつーか。
あの時代、別に好きで婚姻関係になるわけじゃなし、誰と寝ようが誰とデキてようが昔の恋を引きずってようが、一対の時の関係が良くて信頼関係が築ければ、それで十分って人達だろうと思っていて、こそっとそういう話が書きたいなぁとは思ってました。
それが、十年前に途中で切れてしまって、ぼちぼち続きを書き足しているわけなんですが、それはともかく、デキてる設定の人達に関しては息抜きみたいに適当に書き散らしていたせいで、こういう自パクが起きるのだと反省してます。
で、そんな生産性のない趣味の同人話はともかく、関東界隈、店頭に全くマスクが並ばない日々が続いています。
昔から花粉症で鼻水涙が全開なのと、今は目のせいで服薬に制限があるので、割と本気で困っています。
だからって転売屋からは買わないからね、ってことで、外出時には、ちまちま布マスクを洗って使っていたのですが、今度はトイレットペーパーがデマで売り切れ、って、なんだそりゃな世界です。
昔小川洋子さんの小説で、世界から一つ一つ物が消えてゆく恐ろしくも美しい「密やかな結晶」というお話があったけど、現実世界では即物的だな、と、ニュースに大笑いしました。
けど、笑いつつも、うちに在庫はあったよな、と、後でこっそり納戸を覗いてしまったチキンです。やれやれだぜ。そっちも反省でございます。