古い本発掘

片付けしてたら古い本が出てきました。

順次BOOTHに挙げると思いますので以下はその紹介みたいな雑談です。

 

鋼は二種類。

「オーバー・ザ・サイレンス」と「スリーピーヘッド」。

ただし、サイレンスは表紙が2センチ角くらいカットされてるので、多分見本誌として使ったものです。

「サイレンス」は「真夜中の庭で」のシリーズ四冊目。この後に出したものは、零れ話の短編集と総集編なので、シリーズの一応は完結編です。

ちなみに、ネタバレになりますが、ラスト一話は死にネタです。不幸じゃないけど長くはない一生の話、と、私は思ってます。原作様が爽やかに健康的に終わったので、ほっとしてネタバレできます。

「スリーピー」は、2.5冊目くらい、セントラルにいる頃の短編二つです。

どちらもエドアルですが、それっぽい描写はさらっと。ウィンリィ家族も沢山出てくる、大体はピクシブに乗せた流れの雰囲気です。

 

おお振りは、花阿の「夏空海花火」と、「阿部が女子になっちゃうバカ話」と、妄想二年生本編「ユアマイサンシャイン」。

大体がピクシブに乗せてる話の続きの雰囲気です。BLっぽいのは花阿くらいで、とはいえこれも表題通りの青春話なので、別にエロくはなく、後の二冊は割と高校生らしい青春だよね、みたいな明るい話。妄想二年は、背景がうっすら花阿です。

あと、薄くて状態良くない戸田北本と栄口本が出てきたので、お買い上げの方にオマケとして同封するつもりです。

 

ハゲタカは、映画本と、最初に出した鷲津を巡る連作小話の本。

映画本は、映画のもやもや感を晴らしたかったので、守劉の意外と収まりのいい明るい話。西鷲が、世話焼きにうろちょろしてます。

鷲津さんを巡る連作話は、回りくどい芝鷲+西鷲で、ピクブラ掲載の「対岸の恋路と火事」を含めた前後がフルで書いてある、みたいな話です。アランもいる。みんないる。字は小さいです。

 

あと、上杉の「秘密Ⅱ」がまた出てきたので、それも。

景泰が最初に顕景様が生きてるのに気づく話と、兼続単身赴任上洛話と、戻ってきてくっついてる話。

この「秘密」Ⅱと、二冊目の史実準拠話「昔話Ⅱ」と「飴箱」は近い時期に出した三冊なのですが、データがないブツでして、それでピクシブの話も不自然なわけです。

Ⅰだけは、秘密史実準拠共に残っていたので、一部を適当に直して載せたりしているのですが、途中がないせいで突然景泰が居たりするし、洛陽話が極端に少なかったりする。困ったものです。

 

こうやって並べると、やっぱり上杉が一番がっつり色っぽく書いた気がします。

ご時世的に同性が禁忌じゃないってのも面白くて、それで御簾の向こうでなんちゃらってのを書きたくて秘密を設定したんだっけ、なんてことを思い出しました。

顕景様の生まれが凄いので、浮世離れて生々しさを抑えられるのも書きやすい理由かもしれません。まぁ、当時としては、上田長尾家の家士だった兼続だって十分庶民じゃない生まれですけども。

自分が生きてたら、ぜったいどっかの商家の下働きで、病気か戦乱で死んでる。すぐお腹壊すし、トロいからなー。